旅に行ってきました
前回の更新から日が経ちました。旅に行くといっていましたが、悲しい会社員の立場、週末の2泊3日だけの旅でした。
とはいっても、せっかくなので秘境に行きたい!ということで、散々悩んだ挙句、前々から行きたかった国内の旅に決定。
行き先は、昔海外のガイドブックでも『東洋のソロモン』と称された、日本最後の秘境と言われる伝説の地・祖谷。
電車の駅を降り、バスを乗り継ぐこと6時間(途中バス停で待つこと数時間)。しかも途中の道はがけ崩れで閉鎖中。もはや海外としか思えないような大冒険の後にたどり着いたのが祖谷。
テレビもなけりゃパソコンもない。大自然の中で朝から晩まで何もしない。究極の贅沢を味わってきました。
祖谷の歴史は相当古く、平安時代の文献などにも残っているらしい。その辺境の立地から、近年まで昔ながらの生活を続けていたところである。そこに日本の最後の美として注目したのが、アレックス・カーさん・ショーン・ラムジーさんといったアメリカ人。彼らは家や工房を祖谷に建て、また彼らの考えに賛同した日本の若者が祖谷の自然の中で自給自足の生活を送っている。そんな場所が今の日本にもあったのです。
昔チベットを訪れた旅人から「空が真っ青」という話を聞いたことがありましたが、祖谷の空は正に深い青・紺碧でした。そしてその空は夜になると満天の星空になります。私の実家も大抵田舎ですが、比べ物になりません。しいて言えば、昔旅で行ったアフリカの満天の星空のようでした。そして昼間は、時折聞こえるせみの声のみ。究極の静寂です。もともと静かな場所が好きな私にとっては最高の環境でした。
そして、何よりも印象的だったのが、村人の人たちの優しさ。見ず知らずの他人にすれ違う時には挨拶をしてくれたり、数日しかいなかったのに村人の一員のように扱ってくれたり…と日本人の本来の姿を垣間見ることができました。
今の街でのすさんだ人間関係を考えると、人に優しくすることはなかなか難しい…でも、心の中には祖谷の人たちのような優しさを持ち続けてよう、と思ったひさびさに深いプチ旅でした。
最後になりましたが、写真は下からどうぞ。
http://www.flickr.com/photos/post_office0328/tags/tokushima/show/